「美味いものは黙って食え!」大学生の時、日本の果てを求め旅をし、行き着いた知床羅臼の漁師の言葉です。
時鮭、蝦夷馬糞ウニ、メンメ、ホッケなど、ひっくり返るほど食わせてもらった。
このような北の幸は美味い。
けど、このすべて美味い北の幸の中にも、さらに美味い部位がある。
漁師さんはそこを知っている。
たとえば、時鮭の頬の身、胸鰭の付け根の身等。
「美味い美味い!」と言って食べてたらみんなが欲しがる。
どーんと豪快に焼いて出しても、そこをつつくのは本当に美味いものを知っている人の特権。
だから「黙って食え!」とよく叱られた。
本当に美味いものはあまり大々的に言うな。
これは僕が、印象深く今でも心に残っている漁師の言葉。
本当に美味いものは、そんなにみんなに当たるほどない。
今の世の中、本当にその漁師の言葉が響いてくる。
今日、テレビのゴールデンでのお取り寄せグルメ。
「こんなにこだわりのもの」 「一日1000個も出てます」 「電話番号は・・・・」
そんなにこだわった天然物が、そんなに作れるのだろうか?
そんな、テレビで大々的に宣伝して大丈夫なのだろうか?
こんな疑問がわくのは、僕だけなのでしょうか?
魚沼産のコシヒカリはなぜ全国各地のスーパーで売られているのでしょうか?
そんなに採れるのでしょうか?
今、心に湧き上がるかつての言葉
「美味いものは黙って食え!」
- 2009/01/17(土) 20:17:37|
- 生パスタから遠く離れて・・・・
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